第1回 E卓 すおう 「異界戦記カオスフレア Second Chapter」 『虚空からの悪夢』

【ゲームマスター名】
 すおう

【システム名】
 異界戦記カオスフレア Second Chapter

【システムの簡単な紹介】
 ファンタジー世界オリジンをはじめ、三千世界を滅ぼそうという悪しきダスクフレアと、様々な世界からやって来た正義のカオスフレアとの戦いを描く、ロールプレイ評価型クロスオーバーファンタジー。ド派手な戦闘とロールプレイによる掛け合いとマッチしたシステムは、多くのファンを魅了しています。

【シナリオ名】
 虚空からの悪夢

【セッショントレーラー】
 仮想現実と酸性雨に浸かったTOKYOパンデモニウムで、対人戦闘を体感するオンラインゲーム「ブレイド&ブラッド」が流行する。しかしゲーム内で死亡したキャラクターは、データごと消失【ロスト】していた。
 一方、空より漂う煤煙交じりの瘴気に目覚めし、おぞましき機械生物たちが人々に牙を剥く。
 虚構と現実が交差し、夕闇に包まれた悪しきフレアが立ちのぼる。

 カオスフレアたちの目の前で、悪夢は目覚めた。

「異界戦記カオスフレア Second Chapter」――――虚空からの悪夢。
 人よ、未来を侵略せよ!

【シナリオハンドアウト】
 PCには以下の設定が付く。キャラクター作成時に注意すること。
PC①:開始時は一般人。凄腕のオンラインゲーマー。
PC②:ロンデニオン大白図書館の学芸員である。
PC③:正義感に溢れる、リオフレード魔法学院の生徒。
PC④:多島海を守護する神、コラプサーである。

■PC①用ハンドアウト
シナリオパス:PK(サイコキラー)への借り
クイックスタート:あかつきの使徒(TW070) 推奨ミーム:パンデモニウム

 キミは凄腕のゲーマーだったが、オンラインゲーム「ブレイド&ブラッド」で、PK(サイコキラー)の異名を持つプレイヤーに敗北する。ヤツは不正行為(チート)を働き、キミの不意を突いたのだ。
 そして恐ろしいことに、キミの存在そのものが、敗北と共にゲームデータのように消滅してしまう。キミは果たして死んでしまったのか? ただひとつ確かなことは、あのPKだけは許しておけない。

■PC②用ハンドアウト
シナリオパス:クルーガーへの義務感
クイックスタート:明晰なる頭脳(TW094) 推奨ミーム:ロンデニオン

 キミはロンデニオン大白図書館の学芸員だ。キミの同僚であるフレッデリック・クルーガーは、獣相を持たないコンプレックスから、その原因――デーモンとの関連性を熱心に研究していた。
 その知識が、夕闇のフレアと隣り合わせであると諭すキミだったが、クルーガーは単身パンデモニウムへと旅立ってしまう。もっと強く引き止めておけばと後悔するキミは、彼の後を追う。

■PC③用ハンドアウト
シナリオパス:マーサへの友情
クイックスタート:鋼の勇者王(TW108) 推奨ミーム:なし

 キミはリオフレード魔法学院に通う、正義を愛する勇者だ。
 ある日、クラスメイトのマーサが、流行のオンラインゲーム「ブレイド&ブラッド」を遊んでいる最中、昏睡状態に陥ってしまう。このゲームでは、敗者のデータを消去する、PK(サイコキラー)なる悪どいプレイヤーが居るらしい。キミは目を覚まさないマーサを助けるべく、パンデモニウムに向けて勇者王を発進させる。

■PC④用ハンドアウト
シナリオパス:多島海への慈しみ
クイックスタート:放浪の魔王(TW132) 推奨ミーム:コラプサー

 キミは多島海に浮かぶ島々を守護してきた神のひとりだ。
 ここ最近、島の近辺にはおびだたしい量のヘドロがパンデモニウムより流れ着き、悪魔フィーンドを呼び寄せるようになった。
 キミのことを神と慕う島の少女は、海の向こうへ渡った父親の無事を、毎日のように願ってくる。キミは少女のためにも、ヘドロの出所を探るべく、調査を開始するのだった。

【レギュレーション】
 ・ 初期作成キャラクター、クイックスタートの使用を推奨します。
 ・ サプリメントは現時点で発売された物すべてが使用可能。「ロール&ロール」誌掲載のみの追加データは非推奨。

【事前打ち合わせ】
 特に必要なし。

【対応人数】
 3~4人

【参加する上で必要なもの】
 筆記具、楽しむ気持ちと、ロールプレイをする心構え。

【できれば用意してきてほしいもの】
 ルールブック(あれば)、6面体サイコロ2~6個ほど(あれば)、貸し出しアリ。

【ゲームマスターより一言】
 今回、「カオスフレア」のゲームマスターを務めさせて頂きます、すおうと申します。「カオスフレア」は、様々な世界の数多なヒーロー=カオスフレアたちが、仲間と力を合わせ、悪しきダスクフレアを打ち倒す王道を楽しむ、クロスオーバーファンタジーRPGです。
 システムの特徴として、ロールプレイ評価型……要は、「面白いことを言ったら、座布団一枚」を実装しております。「俺、強ぇぇぇ!」を楽しむことは勿論ですが、他人のキャラクターを褒めることでより強くなれる、RPGの大切さを再確認することができます。今回は、TRPG初心者に対応した王道シナリオをご用意しました。システム未経験者や、ルールブック未所持の方でも充分に楽しめます。
 まだ遊んだことのない方は、この恥ずかしくも楽しい「カオスフレア」の世界を、是非楽しんでください。