第10回 C卓 もふ 「ビーストバインド トリニティ」 『親子の絆』

【ゲームマスター名】
　もふ

【システム名】
　ビーストバインド トリニティ

【システムの簡単な紹介】
　このゲームでは、PC 達は “半魔” と呼ばれる人間社会の中で生きる魔物となります。
　彼らは周囲の人間との 「絆」 と魔物としての欲望 「エゴ」 との間で葛藤しながら、それぞれの目的のために強大な力を持った魔物 「ドミネーター」 に立ち向かいます。
　吸血鬼や人狼といったモンスターから、超能力者や魔法使いといった超人、果ては宇宙人まで、多彩な設定の PC を楽しめる伝奇系アクション RPG です。

【シナリオ名】
　親子の絆

【シナリオ紹介】
● トレーラー
　ありふれた家族との日常。 それがこんな形で終わるなんて誰が予想していただろうか。
　池袋駅周辺で発生している 「連続行方不明事件」。 この事件のせいで、多くの家族が引き離され涙を流している。
　一つの涙が流れるたびに嗤い声が聞こえる気がする。 悪意に満ちた嘲り声が。 無力なものを蔑む声が… そして、街に見え隠れするのは秘密結社 「リンドヴルム」 の怪人の影。
　かくして、池袋の街に悪意が満ちてゆく。 半魔たちは、この悪意を退けることができるのだろうか。

　ビーストバインドトリニティ
「親子の絆」
　焦がすは魔の渇望、心繋ぐは人の絆

【PCに付与される基本設定】
PC① ： 小学生、父親が行方不明になる。
PC② ： 小学生、ツバサ団に所属している。
PC③ ： リンドヴルム所属の怪人 （改造人間） である。
PC④ ： 死霊課の刑事である。

● ハンドアウト
PC①
　絆 ： 父親 「ヒロシ」、 　 関係 ： 家族 (愛情)
　クイックスタート ： 闇夜の装着者、 　 コンストラクション ： 特になし、 　 カヴァー ： 小学生

　キミの父親 「ヒロシ」 は数日前から行方不明となった。 それにより、優しい家族に囲まれたキミの日常は突如として崩れ去った。
　失意に打ちひしがれるキミに、とある ‘おもちゃ’ が目に留まる。 それは、数年前父親が買ってくれた、当時流行っていたヒーロー番組の変身ベルトだ。 それに不思議と手を伸ばし装着したとき、キミは父親を助ける力を手に入れる。
　キミは父親が最後の目撃された池袋駅へ向かった。

S.A ： 父親を見つけ出す

PC②
　絆 ： 望月ツバサ、 　 関係 ： 友情
　クイックスタート ： 必殺の転校生、 　 コンストラクション ： 特になし、 　 カヴァー ： 小学生

　とある児童公園で遊ぶ子供たちによって作られる ‘あくのそしき’ 「ツバサ団」。 キミは、この 「ツバサ団」 に所属する 「あくのせんとういん」 だ。
　ある日キミは、友人であるツバサ団の大総統 「望月ツバサ」 にとある命令 （お願い） をされる。 なんでも、彼女曰く 「連続行方不明事件」 が気にくわないとのことだ。 特にこの事件のせいで、離れ離れになっている家族がいる、というのが彼女の逆鱗に触れているらしい。
　敬愛すべき大総統の命令 （お願い） だ。 断る理由がどこにあるというのか。

S.A ： 「望月ツバサ」 と共に 「連続行方不明事件」 を解決する

PC③
　絆 ： Mr.ゲドー、 　 関係 ： 憎悪
　クイックスタート ： 苦悩する怪人、 　 コンストラクション ： 怪人 or サイボーグ、 　 カヴァー ： 特になし

　キミはリンドヴルムに所属する怪人 （改造人間） だ。
　キミが目を覚ましたのはつい最近のこと、目が覚めてからは上役の 「Mr.ゲドー」 に付き従って怪人として活動している。
　しかし、この 「Mr.ゲドー」 という男はいけ好かない。 キミをを物のように扱うし、口を開けば嘲笑ばかりだ。
　こんな奴に従っていられるか。 いずれ折を見て反逆してやる。

S.A ： 「Mr.ゲドー」 を倒す

PC④
　絆 ： 長沢遼、 　 関係 ： 信頼
　クイックスタート ： 鬼神警官、 　 コンストラクション ： 特になし、 　 カヴァー ： 死霊課の刑事

　キミは警視庁 「死霊課」、魔物の手から市民を守る退魔警察の刑事だ。
　そんなキミに新たに告げられた任務は、「池袋駅周辺の行方不明事件」 の調査である。 上司の 「長沢遼」 によると、行方不明者の多くは成人男性であり、20代から30代の働き盛りとのことだ。 そしてなにより、秘密結社 「リンドヴルム」 が関わっている可能性が高いとのこと。
　魔物が関わるなら死霊課の領域だ。 なにより、市民に手をかけるような輩は見逃すことなど出来はしない。

S.A ： 「池袋駅周辺の行方不明事件」 を解決する

【レギュレーション】
　サプリメントはディケイド、ドミニオンズ、アドヴェントの使用が可能です。 大罪は原則無しですが、プレイヤーの過半数が使用したい、とのことであれば使用は可能です。

【事前打ち合わせ】
　有り

【対応人数】
　3～4人

【参加する上で必要なもの】
　6面体ダイス、筆記用具

【できれば用意してきてほしいもの】
　ルールブック

【ゲームマスターより一言】
　おだいコンスタッフの 「もふ」 です。
　今回のお題が “幼き日の夢” ということで、小さいころヒーロー願望があったなと考えた結果、小さい子供が活躍するアニメを題材にして、こんなシナリオになりました。
　当日は童心に返って楽しみましょう。